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イエメン沖で海賊の人質22人、1,000日ぶりに救出
イエメン沖で海賊の被害に遭って船を乗っ取られ、人質にされていた乗員22人が約2年半ぶりに救出された。救出作戦を行ったソマリア当局が明らかにした。パナマ船籍の「MVアイスバーグ1」は2010年3月、機械設備輸送のためアラブ首長国連邦(UAE)に向かう途中でソマリアの海賊に乗っ取られ、イエメン、インド、パキスタン、ガーナ、スーダン、フィリピン国籍の乗員が人質となった。インターネットに掲載された救出嘆願書によると、人質にされている間、乗員は狭い場所に押し込められ、最低限のコメと水しか与えられなかったという。24人いた乗員のうち1人はこの過酷な状況に耐えられずに自殺したと伝えられている。もう1人は海賊に殺害された。国際海事局(IMB)によると、ソマリア北東部プントランドの海洋警察が先週末にかけて、人質の救出作戦を実施。22人を無事救出。人質としての生活は1,000日間におよび、海賊に監禁された期間としては過去最長となる。救出された乗員はプントランドにある軍の基地に身を寄せており、健康状態は良好とされる。しかしIMBによれば、監禁中に暴行されたり、病気にかかったりした形跡があるという。
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