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インドネシア/海賊事件数統計データに抗議。IMB提供のマ海峡事犯数過剰と否定
インドネシアのユウォノ(Juwono Sudarsono)国防大臣は、ジャカルタ市のパンチャシラ大学(Universiti Pancasila) での集会後の会見において、2006暦年にマラッカ海峡で計42件の海賊事件が発生したというIMB (国際商工会議所 国際海事局 ICC International Maritime Bureau)のデータを否定した模様。インドネシア独自のデータによると、2006暦年にマラッカ海峡で発生した海賊事件は2件のみであるとし、同国防相はIMBに対し抗議の文書を送付するという。インドネシア海軍のデータとIMBのデータは数字が異なる。IMBが報告している程には状況は悪くない。IMBの報告は誤解を招くとし、IMBの報告がインドネシアの国際競争力を低下させるおそれがあると懸念を示した模様。さらに、IMBのデータによると、全世界で海賊事件は減少の傾向にあるのに、インドネシア軍や警察だけが海賊を取り締まる能力が無いかの如くみえると指摘したという。インドネシア海軍のデータによると、同国海域で発生した海賊事件は、2004暦年38件、2005暦年15件、2006暦年2件であり、2007年はこれまでIMBが海賊事件と定義するようなケースは発生していないという。インドネシア海軍のソエビアント司令(Admiral Slamet Soebijanto)は、IMBのステートメントはマラッカ海峡の警備への関与を願う外国からの影響を受けたものであり、インドネシア海域を外国が警備することは許されないと釘を刺したとされる。インドネシア側は、2007年5月14日の週にも、本部をロンドンに常設付属施設のPRC(海賊情報センター IMB’s Piracy Reporting Centre)をクアラルンプールに設置する民間機関であるIMBのPRCに代表を派遣し、IMB他関係者と話し合いを持つ予定
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