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レバノン情勢激化/戦争危険割増料金引き上げ
欧州同盟(FEFC)は、アジア-東地中海航路のコンテナ貨物に対し、戦争危険割増料金を引き上げる方針。イスラエル軍によるレバノン侵攻に伴う船舶戦争保険の上昇に対応したもの。対象地域は東地中海のイスラエル、レバノン、シリア、リビア。現時点のレバノン発着の戦争危険割増料金は1TEU当たり24ドル。ベイルート港がイスラエル海軍による封鎖で、同地発着貨物は停止しているほか、イスラエルのハイファ港にも紛争が及び、同港の機能も止まっている模様。レバノンのベイルート港はイスラエル海軍による海上封鎖のため、船舶の入出港はできなくなっており、この影響を受けて定航各社とも、ベイルート発着貨物の受託を止めている。一方、イスラエルのハイファ港については当初、通常通り稼働していたが、ロケット弾が打ち込まれ、ハイファ港発着のコンテナサービスも困難に。このため各社とも、イスラエル南部のアシュドットに貨物を荷揚げすることで対応。アジアからイスラエル・レバノン向け貨物の多くは、母船ではなくフィーダーサービスによる提供。基幹航路のスケジュール変更などの大きな影響までは至っていない。しかし、保険料や原油価格の上昇など間接的な影響も出ており、各社とも今度の動静を注意深く見守っている。
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