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国際的な安全保障問題を扱うC4ADSがロシアによるGPS妨害行動に関する報告書を発表したところその概要は以下のとおり。
①GPS等の測位衛星システム(Global Navigation Satellite Systems: GNSS)は国家やテロリストグループによる電子攻撃(Electronic Warfare: EW)に対して脆弱であり、GNSSに対するEWは戦略的な脅威となっている。
②本報告書では2016年2月から、ロシア本土・クリミア・シリアにおけるロシア政府による疑似GNSSの活用を追跡調査した。
③同期間中に、10地点における9883回に及ぶロシアの疑似GNSS活動により、1311隻の民間の船舶の運航が危険にさらされた。
④ロシア連邦警護庁(Russian Federal Protective Service: FSO)は、携帯移動型のシステムを用いて、ロシアの大統領や首相が移動する際に疑似GNSSを利用している。
⑤FSOはモスクワ市内の重要施設や黒海沿岸のロシア領内やクリミアの重要施設の警護のためにも疑似GNSSを利用している。
⑥ロシア軍はシリアのフメイミム空軍基地に拠点をおいてシリアで戦うロシア軍を支援するために疑似GPS信号を発信しているが、周辺空域を飛行する民間航空機の安全運航に重大な危険を及ぼしている。
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