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世界税関機関報告/2005年世界の麻薬押収状況
世界税関機構(WCO)が2005年版「世界麻薬摘発報告」を報告。ヘロインは734件で、前年より4トンも少ない5トンを押収。英国を含めたヨーロッパが全体の86%を占めた。ヘロインのほとんどは、国境越え陸上輸送の車内から押収された。コカインは5,773件、49トンを記録。南米が世界最大の生産地であることは変わらないが、アフリカ、特に西アフリカが急増。大麻樹脂の押収件数は1,157件から1,046件と僅かに減ったが、押収量が427トンから301トンと大幅減だったことが注目される。押収量の75%は西欧州で発見。ハーブ大麻は世界中で生産されており、05年の押収量は前年の99・3トンに対して、71・6トンと減少。アンフェタミン系覚せい剤の押収量は、15%アップの7.1トン。押収量の82%以上がサウジアラビアで、最大の押収事件は輸送貨物から見つけた8,81,500錠。MDMA(通称・エクスタシー)の押収件数は、04年の361件から203件と急減。量も3.3トンから2トンに減少。押収量の60%は豪州で同国最高記録の1トン、500万錠。メタンフェタミン(通称・ヒロポン)の製造は、アジア太平洋地区が中心。05年134件と増減はないが、量的には420キログラムから400キログラムと史上最小レベルに下がった。カットは主として東アフリカ、アラビア半島で栽培されているが、欧州で合法薬と認めている国もあり、一様でない。特定国に合法的に大量輸入され、小口に分けて不法に他国に密輸されている。押収の大半は航空旅行者の手荷物、航空貨物、エクスプレス便で探知された。
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