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2012年04月10日 お知らせ

今治造船発表/次世代型上部構造を開発。安全・省エネ・海賊対策など ケープ燃費2%減

今治造船発表/次世代型上部構造を開発。安全・省エネ・海賊対策など ケープ燃費2%減
今治造船が、省エネ・環境負荷軽減のほか、海賊対策、船員の安全性・居住性向上を実現した次世代型の船舶上部構造を開発したと発表。新開発の上部構造は「エアロ・シタデル(Aero-Citadel」=居住区、ファンネル(煙突)、機関部ケーシング(ファンネルの土台)を一体化したスリムな流線形状とし、暴露部に設置されてきた階段・踊り場を内部に配置することなどで、風洞実験結果によると航行時に風圧抵抗を25-30%削減する。ケープサイズバルカーで採用した場合には、常用出力航行時に正面より秒速約9メートルの風を受けた状態で燃料消費量を約2%削減することが可能。対象船型は中型船以上で、来年夏の竣工船から適用が可能としている。「エアロ・シタデル」では省エネに関してこのほか、居住区内や機関室内の照明に新型舶用LED(発光ダイオード)を採用することで照明用電力消費量を約50%低減する。海賊対策としては、暴露部階段などを上部構造内部に収容することに加え、上部構造の下層デッキ入り口に増厚強化された鋼製扉設置、居室窓の防弾化、上層デッキからの撃退用放水装置装備などを行う。船員の安全確保を目指し、2重セキュリティードアを持つ避難場所を設置。全船員が数日間立てこもることが可能な設備を備えるほか、主機関や操舵機の停止機能、本船データや船内映像・音声の収集機能、船内電源喪失時でも利用可能な通信手段を装備する。

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