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大阪港/制圧・逮捕…実戦さながら、関係機関連携しテロ対策訓練
大阪市や大阪海上保安監部などで構成する大阪港保安委員会が、大阪港天保山岸壁と前面海域で大阪港テロ対策訓練を実施。海上で不審船を追い詰める訓練のほか、岸壁では貨客船の乗船客に紛れて上陸を試みるテロリストを制圧・逮捕、持ち込まれた爆弾を特殊車両で処理するなど実戦さながらの訓練を展開した。関係機関が連携し、対応能力の向上を図る必要性を強調した。「阪神港大阪区天保山岸壁に入港中の外国籍貨客船に対し、国際テロリストがテロを画策している」と想定。市・海保のほか大阪府警、大阪府水上警察、大阪入国管理局、大阪税関、近畿地方整備局、近畿運輸局など関係機関が参加し、緊急参集・対応協議・周辺警戒・海上制圧・入管審査・手荷物検査など、さまざまなケースを想定して訓練を行った。 海上訓練では海保の巡視艇、府警の警備艇、税関の監視艇が出動。府警航空隊のヘリコプターが上空を旋回する中、不審船に擬した船舶を追尾。発砲に対し応戦、威嚇射撃しながら接近して停船させ、海上保安官が不審船に乗り込み、犯人を制圧・逮捕。 岸壁では入国管理・審査と税関による手荷物検査の訓練を実施。指紋照合により乗客の中に国際指名手配犯のテロリストを発見、刃物を振りかざし逃走を試みる犯人を制圧・逮捕。 また、テロリストの手荷物から爆弾容疑物を発見。府警爆発物処理隊が特殊車両で回収・処理した。このほか、市消防局水上消防署が時限式発火物の火災を鎮火させ、負傷者を救急搬送した。
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