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2017年05月16日 お知らせ

比国防省/中国国営企業と武器購入に関する基本合意に署名

比国防省/中国国営企業と武器購入に関する基本合意に署名
比国防省が、中国の防衛装備開発・製造会社である保利科技の親会社で中国国営企業グループの中国保利集団公司と、武器システム購入に関する基本合意書に署名。比国防省報道官によれば、具体的にどのような武器システムを購入するかについては未定であるというが、保利科技は広範な武器を取り扱う、中国の代表的な武器輸出企業である。比中両国は南シナ海の領有権を巡って長く対立してきたが、比ドゥテルテ大統領は中国からの投資や経済開発を見込んで対立を鎮静化させる態度を見せており、比に寄港した中国艦船を歓迎したり、スールー海・セレベス海における合同海賊対策訓練に中国軍を招待している。保利科技は、2008年にジンバブエの独裁政権に対する武器輸出に関与するなど疑惑のある取引きを行っており、2013年には米国務省がイラン・北朝鮮及びシリア拡散防止法に違反したとして制裁を科したこともある企業である。

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