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海保庁公表/電子航行支援システム、AIS新発光方式
海上保安庁が、船舶自動識別装置(AIS)を活用した航行システムについての調査研究状況をまとめ公表。公表されたのは、航路標識の見やすさ、分かりやすさを向上させた新発光方式の技術開発と、航行安全情報をビジュアルにリアルタイムで提供する電子航行支援システム(ENSS)。新航路標識は、臨海地域で各種照明により航路標識の光を見分けることが困難な現状を受け、光の強さの変化を利用した新発光方式を開発。航路標識の目立ちやすさ、見分けやすさが進むとしている。海保庁は、11月にデンマーク、フランス、米国、日本が参加し東京で開催される、新発光方式の国際標準化に向けた国際会議で、この技術開発を報告し世界各国に普及することを目指す。ENSSは、AISの情報伝送機能を活用。これまで航路標識が設置できなかった海域に仮想航路標識を表示させたり、気象・海象、推薦航路、航行制限水域、管制状況といった航行の安全に関するさまざまな情報をリアルタイムで提供するシステム。文字だけでなく、航海者に分かりやすくビジュアルに表示される。ENSSを構築することで、操船者がさまざまな情報から必要な情報を選択して収集できる環境を整備していく。
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