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2008年06月09日 お知らせ

海保庁/AIS航行支援システム、4管区で7月運用開始

海保庁/AIS航行支援システム、4管区で7月運用開始
海上保安庁が、船舶自動識別装置(AIS)を活用した航行支援システムについて、7月1日から4つの管区で新たに運用を開始すると発表。各管区の海上保安本部にAIS運用官が配置され、AIS搭載船舶に対し、24時間体制で気象情報や乗り揚げ防止などの注意喚起を行う。 今回新たに運用が始まるのは北海道(第一管区)、東北(第二管区)、山陰(第八管区)、北陸(第九管区)。沿岸海域でのAISは2004年7月から運用範囲を広げており、これまでに東京湾、伊勢湾、大阪湾、瀬戸内海、九州北部までの輻輳海域などで順次開始され、各海上センターが運用に当たってきた。 運用海域ではAIS搭載船舶に対して、乗り揚げ、荷崩れ、走錨事故など防止のための注意喚起のほか、気象情報、津波情報、その他影響を及ぼす海難などの情報が提供され、船舶交通の安全確保と運航能率の向上に貢献する。 09年以降は南九州、南西諸島海域でも運用開始が予定されており、日本沿岸海域が切れ目なくカバーされる予定となっている。

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