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海賊新法講演会/内閣参事官が方針説明、「速力別で護衛も」
海洋政策研究財団(OPRF)が開催した第62回海洋フォーラムで、海賊対処新法の法案作成などに携わった内閣官房総合海洋政策本部事務局内閣参事官が6月19日に成立した同法について講演。同氏はソマリア沖アデン湾での新法下での護衛のあり方について、現行法下ではできなかった各国連携による速度別の護衛船団(コンボイ)を組むなど、船社側の事情に配慮した枠組みを検討していることを明らかにした。質疑の中で、スケジュールの都合がつかない船舶や、速度の速い船が護衛を受けずに海域を通過している現状から、新法では新たな対策がとられるかを尋ねられた参事官は「時間とスピードでうまく分けて、『この時間にはインド(海軍)が何ノットを対象に護衛、日本は何ノットで護衛』というやり方や、各国と連携して時間割のようなものを作ってやっていくということもあり得る」と回答。即時の実現は困難としたが、「海運会社のコストを軽減するような方法を考えていきたいと思っている」と応じた。
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