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米税関国境防衛省/コンテナ100%スキャン、期限内実施困難に
国際フレートフォワーダーズ協会連合(FIATA)が入手した情報によると、米国のコンテナ100%スキャンに関する法律施行が現実的に困難であるとの認識が米当局に広まっている。米税関国境防衛省のデビッド・アギィラー副コミッショナーはサプライチェーン・セキュリティーの重層的戦術を約束し、「米国に到着する全コンテナのスキャンニング義務を課す議会命令の執行方策を探求する一方、米税関国境防衛省はサプライチェーン・セキュリティーの重層的戦略を継続する。経済を守ることは国家セキュリティーにとって重要である」と発言。サンアントニオで開催された全米通関業者フレートフォワーダー協会の年次総会で同副コミッショナーは「常時コミュニケーションの徹底」を同協会に約束。議会は100%スキャンの困難性を認識しており、2007年の立法に延長約款を盛り込んだ。2010年初頭、米税関国境防衛省長官は外国港湾での海上コンテナの100%スキャンを12年7月までに課すことが困難であることを認めた。アギィラー副コミッショナーは、「われわれはできる限り議会の要求に応える可能性を今なお探している。議会は元来ビジョンを持っていたが、その困難性を認識し、われわれに選択肢と法施行延長の可能性を与えてくれた」と発言。輸入セキュリティー・ファイリング、10プラス2ルール、C-TPAT(米国税関・国境警備局による輸入者向けのテロ対策プログラム)など、サプライチェーンの可視性向上と合わせて全貨物の100%スクリーニングを目指す方針を示した。
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