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防衛相方針/アデン湾派遣を延長。「海賊対処継続」
防衛相が衆議院海賊・テロ特別委員会で、7月に期限を迎える自衛隊によるアデン湾などでの海賊対策活動について、「海賊対処を継続しなければ再び(海賊が)活発化するということで、現地(5月に視察に訪れたジブチ)ではハッサン国防大臣や米軍、仏軍の司令官と話して必要性は一致した。引き続き海賊対処行動を確実に実施していく必要がある」と派遣期間延長に取り組む方針を表明。外相も答弁し、海賊が発生する背景となっているソマリアの貧困問題が解決していないことを指摘し、海賊問題の解決のため、ソマリア民政の改善に引き続き注力していくことを表明。また、首相が掲げる積極的平和主義の観点から、米国、豪州の海軍などが参画する海賊対処専任の多国籍部隊CTF151の司令官ローテーションを自衛官が引き受ける可能性についての質問に対し、防衛相は「任務の実情やわが国国内法との関係を踏まえしっかり検討したい」と応じた。CTF151の司令官任務は、参加国の将官が交代で引き受けており、これまで米国、トルコ、シンガポール、韓国、パキスタン、ニュージーランドの各海軍で受任実績がある。防衛相は自衛隊のCTF151への合流当初の昨年末、「初参加であり、その中で司令部の指揮統率をすぐに想定するということは、現時点では考えていない」と当面の自衛官の司令官就任の可能性を否定しているが、合流から半年の実績を踏まえ、受任の是非が再検討される可能性もありそう。
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