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高松港/出入管理システム導入。朝日CT、ICカード利用
香川県の高松港は朝日地区のコンテナターミナル(CT)で、ICカードを利用し国際埠頭施設の制限区域に人・車両が立ち入る際の3点確認をする「出入管理情報システム」を導入。四国の港湾で初めてで、全国102の重要港湾の中でも最も早い。入場には、国が発行する全国共通のPS(ポート・セキュリティー)カードが必要となるが、3月末までの間は試験運用とし、現在発行済みのスタッフカードも使用できる。同システムは2月8日から導入。国際港湾施設の保安確保のための改正SOLAS(海上人命安全)条約に対応する。現在、国際埠頭施設の制限区域への立ち入りには、本人▽所属▽立ち入り目的-を明確にする、いわゆる3点確認が必要となっている。出入管理情報システムでは、カードリーダーと呼ばれる機械を利用し、情報を入力したICカードを読み取ることで3点確認を実施。従来のガードマンによる目視確認方式に比べ、保安向上と大幅な効率化が図られる。PSカードは高度な偽造防止対策が施され、顔写真を入れることで本人照合なども容易。主にCTに出入りするトラック運転手が携帯する。朝日地区のCTは1日当たり平均約100台のトレーラーが制限区域に出入りしているが、今回のシステム導入に伴い、貨物搬出入の受け付け窓口での待ち時間の解消につながっているという。四国地方整備局はシステム導入について「保安の確保と物流効率化につながると期待している。4月までには100%の稼働を目指す」(港湾空港部)としている。出入管理情報システムは、国際戦略港湾や国際拠点港湾を中心に全国的に広がっており、現在、東京、横浜などの11港・51ターミナルが参画している。
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