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石油価格の低迷と法執行の強化で東南アジアの海賊は衰退
地域の海上保安機関による厳格な法執行と相まって、石油価格の下落が東南アジア海域での海賊事案を減少させている。リスクマネージメント機関による2015年8月23日~2016年8月23日の間の統計では、前年同期に22隻(うち石油タンカー15隻)が乗っ取りの被害に遭ったのと比較し、4隻(同2隻)の船舶乗っ取りが発生したのみであった。積荷から得る利益が減少したことで、海賊の手口は身代金目的の船員誘拐に変化している。ReCAAPの調査によれば、2016年3月~7月の間、サバ州(マレーシア)において船員誘拐関係の事件が6件発生しており、33人の船員が誘拐され、うち15人が現在も人質となったままである。ReCAAPの8月の月間レポートによれば、2016年8月には船員誘拐事件も荷油狙いの船舶乗っ取りも発生しておらず、全体としてアジアの海賊・武装強盗情勢は改善しているとのことである。
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