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2013年08月06日 お知らせ

IMO/西アフリカの海賊対策に布石。支援へ信託基金

IMO/西アフリカの海賊対策に布石。支援へ信託基金
国際海事機関(IMO)が、ソマリア沖に続く新たな海賊出没海域として懸念されている西アフリカでの海賊対策を具体化させつつある。IMOは7月22-25日にかけ、西部・中央アフリカ港湾管理協会(PWAWCA)と港湾セキュリティーをテーマとしたセミナーを、ギニア湾に面したベナンの事実上の首都で港湾都市のコトヌーで開催。IMOの関水事務局長はこの中で、同地域の海上保安能力開発活動を支援するための信託基金の創設を発表。同会合には、フランス、米国の関係者のほか、国連中央アフリカ地域事務所(UNOCA)、薬物犯罪に関する国連事務所(UNODC)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とインターポール(国際刑事警察機構)などが出席。港湾のセキュリティー対策や海賊・海上武装強盗の抑制などについて意見交換が行われた。国際海事局(IMB)のまとめによると、アフリカ西岸のギニア湾周辺では2012年中に58件の海賊・海上武装強盗が発生。このうち10件はハイジャック事案で、207人が人質に取られている。

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