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国交省発表/日之出郵船の貨物船が乗っ取り被害
日本時間の10日午後2時50分(現地時間午前8時50分)ごろ、アフリカ東部のケニア・モンバサ沖を航海中の日之出郵船の運航船「IZUMI」(20,170重量トン、2007年竣工、パナマ船籍)から船舶保安警報(SSAS)が発信された。その後、同船との連絡が絶えたため、運航船社の日之出郵船、船主のフェアフィールドシッピングは本船が海賊に拉致されたと判断、船員の安否を含め確認を急いでいる。「IZUMI」は国内船主フェアフィールドシッピングの所有船。日之出郵船が同船を定期用船し運航しており、SSASの第一報は船主のフェアフィールドに入った。乗組員は20人、船長含め全員フィリピン人。日本人は乗船していない。同船は9月21日に千葉県君津を出港。鋼材製品などを積み込み目的地のモンバサへ向かっていた。入港直前にモンバサ沖合南南東約65キロの地点で海賊被害に遭遇した模様。付近にいたデンマーク艦船は「IZUMI」に海賊が乗り込んだ可能性が高いと伝えている。関係者によると、「IZUMI」はその後、目的地のモンバサから北方へ航海している模様で、12日時点で海賊に本船が乗っ取られたことはほぼ確実視されている。
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