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国連本部/ソマリアの海賊対策 外国船の領海進入、追跡許す国連決議案
アフリカ東部、ソマリア沖で絶えない海賊事件で、国連は30日、武装した海賊の追跡、捕そくを可能にするため外国船による同国領海への進入を認める決議草案をまとめた。草案は、ソマリア政府と潘基文・国連事務総長の要請に応じて作成された。安保理で6月2日に票決にかける。ソマリア近海では、対テロ戦争の任務の一環として米海軍艦艇が警戒に就き、これまで海賊発生の情報伝達、海賊船追跡などに当たっている。ソマリア沖では今年に入り、10件以上の海賊事件が発生。最近では、ソマリア沖のアデン湾で貨物船2隻の乗っ取りが発覚した。国際海事局の海賊情報センターによると、同国沖は現在、世界最悪の海賊多発海域となっている。ソマリアの海岸部は約3千キロに及び、アフリカ大陸では最長。同国は内戦の影響で武装勢力間の戦闘が続き、海軍兵力も保持していない。同国沖は、紅海とインド洋を結ぶ海路の要衝ともなっている。AP通信によると、決議草案はソマリア暫定政府の海賊対策に協力する外国に対し半年間、領海内で活動することを認めるなどの内容になっている。
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