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2006年06月15日 お知らせ

財務省発表/テロ対策等への検査機器の最新化

財務省発表/テロ対策等への検査機器の最新化
財務省は、昨年からテロ対策の強化や輸出入手続きの迅速化を図り、密輸の急増や業務量の増大などに対応していくことを目的とした検査機器の現状を見直すことを検討してきたが、大幅な見直しを行うこととなった。この10年間で輸出入申告件数は約2倍、入国旅客数は約1.3倍に増加。一方で通関手続きに要する時間は海上貨物が3分の1、航空貨物が4分の1程度に短縮。これに対し、水際取り締りの強化、検査機器の拡充などの対策で、税関における不正薬物などの押収量は10年前の約3倍。これまで密輸手口の悪質化・巧妙化などに対応し、固定式X線検査装置や移動式X線検査装置のほか、X線の照射方式が異なる出力2方向照射式、CTスキャン式などの機材、携帯型爆発物探知装置などが導入されてきた。今回の見直しにより業務量の増大に対応できるよう大型X線検査装置などの増強、検査担当職員のX線透過画像の解析能力アップ、新機材の投入などで対応していくとしている。また、今後の探知技術の研究開発の方向性としては航空貨物、郵便物の検査には「中性子」「テラヘルツ波」「赤外線カメラ」(郵便物のみ)「バイオセンサー」などを利用した新技術を取り入れることで探知能力が大幅に改善されることとなる。

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