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2018年1月から9月の間に、国際商業会議所国際海事局(ICC-IMB)に報告された海賊及び武装強盗事件は156件で、内訳は船舶侵入107件、
襲撃未遂32件、火器による攻撃13件及び乗っ取り4件であるが、乗っ取り事件は2期続けて新たな報告はなく、これは1994年以降初めてのことである。
他方、人質に取られている者の数は前年同期の80名から112名に増加しており、海賊及び武装強盗事件がいまだ頻発しているといえる。
全156件のうち57件がギニア湾で発生しており、その多くはナイジェリア近海で発生している。またガーナのTakoradi錨地での船舶侵入事件も増加している。
全世界で39人が身代金目的で誘拐されているが、そのうち7件37名がギニア湾で誘拐されている。
特にナイジェリア沖では、9月にボニー島沖でばら積み船から12人の船員が誘拐されるなど4件29人が誘拐されている。その他の地域については、海賊及び武装強盗事件は比較的平穏である。
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