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2009年11月09日 お知らせ

IMBまとめ/海賊件数、1-9月は306件

IMBまとめ/海賊件数、1-9月は306件
国際商業会議所(ICC)の国際海事局(IMB)によると、今年1-9月の世界の海賊件数は306件に達し、昨年の全件数(293件)を既に超えた。ただ第1四半期(1-3月)の103件、第2四半期(4-6月)の140件に比べると、第3四半期(7-9月)は63件と減少した。アデン湾とソマリア東岸沖が第3四半期、モンスーンに襲われたため、海賊も稼ぎ場を失ったとみられている。1-9月累計の件数増加は、主にソマリア沿岸とアデン湾での発生増加が原因としている。ソマリア沿岸は前年同期の12件から47件に急増、アデン湾は51件から100件に倍増した。ソマリア海賊は活動エリアを広げ、アデン湾、ソマリア東岸だけでなく紅海南部、バベルマンデブ海峡、オマーン東海岸まで進出した。ソマリア海賊が襲う海域は、今年9ヵ月で168件に達し、全体の半分以上を占めた。同期間に114隻が海賊に乗り込まれ34隻がシージャックされ、88隻が発砲を受けた。発砲事件数は前年同期に比べ3倍。合計661人の乗組員が人質にとられ、拉致12人、殺害6人、行方不明8人という。しかし乗っ取られた船の数は、前年同期の平均6.4隻に1隻の割合から9隻に1隻へと激減。このうちソマリア海賊は同期間に32隻を占拠し、乗組員533人を人質にとり、85隻に発砲。乗組員80人を人質にとった4隻とは9月末現在、交渉中。ナイジェリアも危険度が高い。今年IMBに正式に報告されたのは、ラゴス周辺の海域で発生した20件しかないが、未報告のほとんどが石油産業に関連しているという。バングラデシュのチッタゴン港では、今年9ヵ月間で未遂2件を含め12件の海賊事件が報告された。昨年の同期間には9件が発生、すべて本船に乗船・略奪され、危険海域となっている。

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