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2014年01月14日 お知らせ

IMB発表/ソマリア海賊 近年最少なるも「慢心禁物」

IMB発表/ソマリア海賊 近年最少なるも「慢心禁物」
国際海事局(IMB)が、2013年に世界で報告された海賊行為が264件で、過去6年で最少だったとの統計を発表。ソマリア沖海賊事件がピーク時の11年に比べ40%減少したことが大きく影響した。IMBはソマリア沖海賊が減少した背景を「各国海軍の活動、商船の自衛策、民間武装警備員の起用、ソマリア政府の安定化など複合的な要因」と分析した上で、「ソマリア海賊に対する国際的な努力の継続は不可避。現時点での慢心は海賊活動を再燃させかねない」(ムクンダル局長)と警告。同統計によると、13年中のソマリア沖海賊による襲撃件数は15件。ソマリア沖海賊が認知され始めた06年の10件以来、最少。15件のうち2件は船がハイジャックされ、対応に当たった海軍によって即日、解放された。別の8件では海賊からの発砲を受けた。一方で、ナイジェリア沖を中心とする西アフリカの海賊行為は51件発生しており、世界の海賊被害の約19%を占めた。51件にはハイジャック2件、発砲13件、船内への侵入13件が含まれている。このほかIMBの報告では、インドネシア、インド、バングラデシュの周辺で船を対象とした強盗が発生していることが指摘されている。

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