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2016年12月09日 お知らせ

ReCAAP ISCが2016年11月期のレポートを発刊

ReCAAP ISCが2016年11月期のレポートを発刊
ReCAAP情報共有センター(ReCAAP ISC)が発表した2016年11月期のレポートによれば、海賊事件全体の件数は2015年の同期と比較して60%減少しており、特にマラッカ・シンガポール海峡においては、2016年4月以降海賊事件が報告されておらず、改善が見られる。また、今期においては荷油狙いのタンカー乗っ取り事件も発生していない。他方、スールー海とセレベス海で航行中の船舶に対する船員誘拐事件が引き続いている。11月には既遂1件、未遂4件が報告されており、2016年3月以降の合計では既遂9件、未遂4件となる。これまで船員誘拐事件はタグボートや漁船のような小型で速力の遅い船舶が標的となっていたが、現在は大型船舶も標的になっているとして、可能であれば当該海域を迂回するよう、同レポートは警告している。

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