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サウジアラビアの石油タンカー2隻が、アラブ首長国連邦(UAE)沖で「破壊行為」を受けて損傷したと、国営サウジ通信が、エネルギー相の話として報じた。
SPAによると、ハリド・ビン・アブドルアジズ・ファリハエネルギー産業鉱物資源相が、「サウジの石油タンカー2隻が、アラビア湾を横断中にUAEの排他的経済水域(EEZ)内のフジャイラ首長国沖で破壊行為の標的となった」と述べたという。
UAE政府は前日12日にも、船籍の異なる商船4隻がフジャイラ沖で破壊行為の標的になったと発表していた。
ファリハ氏は、破壊行為による死傷者はおらず、石油の流出もないが、「2隻の船体が大きく損傷した」と述べた。
うち1隻は米市場向けの原油を積み込むために、サウジの海上石油ターミナルに向かっていたとされる。
UAEは行為主体には言及していないものの、「商船や民間船への破壊行為に及び、乗客乗員の安全と生命を脅かすのは深刻な事態だ」と警告している。
同域では、「イランの脅威」があると訴える米国が、複数の戦略爆撃機を配置するなど、軍事的プレゼンスを拡大してきており、両国間の緊張が高まっている。
先週にはイランが、2015年に主要国との間で締結し、昨年米国が離脱した核合意の一部を履行しないと発表。その2日後に米国防総省はイランの脅威を理由に、輸送揚陸艦と地対空ミサイルシステム「パトリオット」を派遣すると明らかにした。
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