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2012年10月03日 お知らせ

アジア海保機関/印で長官級会合。インド、人材教育に注力。笹川・日本財団会長「足並みそろえ取り組みを」

アジア海保機関/印で長官級会合。インド、人材教育に注力。笹川・日本財団会長「足並みそろえ取り組みを」
南アジア地域で初となる第8回アジア海上保安機関長官級会合が、インドのニューデリーで開催された。日本と共同で主催国を務めたインドのアントニー国防大臣は基調講演で「インド政府はインドの海洋ゾーンにおいて、インドのコーストガードが継続的にプレゼンスを発揮するため、人材教育を強化していく」と宣言。加えて各国との協力・連携の必要性を強調。同会合は日本財団の支援を受けて開催されており、開会に当たってあいさつした同財団の笹川陽平会長は「(海賊、海上テロなど)一国では解決できないような複雑な問題が増えてきた。この会合では、これら複雑な問題に対し、具体的な成果を定め、足並みをそろえて取り組めるように話し合っていくことを期待する」と述べた。会合では環境保全、海上安全、法執行、防災、人材育成など、海上保安分野に関する幅広いテーマについて議論。参加各機関間の協力や情報共有について話し合われた。参加したのは、バングラデシュ、ブルネイ、カンボジア、中国、インド、インドネシア、日本、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スリランカ、タイ、ベトナム、香港。海上保安庁とインド沿岸警備隊の日印両海上保安機関では、2012年1月に民間船が海賊襲撃を受けたときの救助要請窓口を明確化することや、インド沿岸警備隊が通報を受けた場合に救助に最善の努力をすることで合意するなど協力関係を深めている。

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