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2014年12月02日 お知らせ

大阪港テロ対策合同訓練/海上・岸壁で不審者制圧・逮捕

大阪港テロ対策合同訓練/海上・岸壁で不審者制圧・逮捕
大阪市と大阪海上保安監部、大阪府大阪水上警察署などで構成する大阪港保安委員会が、大阪港天保山岸壁と前面海域で大阪港テロ対策合同訓練を実施。海上で不審船を制圧する訓練のほか、船内に爆弾を持ち込んだ不審者を岸壁で取り押さえるなど、実戦さながらの訓練を展開。多くの外国人旅行客が訪れる天保山岸壁で「実りある、実効性の高いテロ対策」を行う重要性を強調。合同訓練では、内閣官房水際危機管理チームから「大阪港へ入港する外国籍貨客船でテロを画策している」との情報が伝えられたと想定。直ちに同委員会のコアメンバーを緊急招集、対策協議を行った。協議により、関係機関による船艇での警戒▽安全のため下船させた乗客の入国審査・手荷物検査の実施▽テロリストの逃走防止と一般人の立ち入り制限のため警察官・警備員の配置▽消防・救急など不測の事態に対する現場の配備-などを決めた。市・海保のほか、大阪府警、大阪入国管理局、大阪税関、近畿地方整備局、近畿運輸局など関係機関や大阪港運協会、大阪船主会など関係団体も参加。海上訓練では海保の巡視艇、府警の警備艇などが出動し、不審船からの発砲に応戦、同船へ乗り込み犯人を制圧・逮捕。岸壁では、入国審査と手荷物検査を実施。指紋照合により乗客の中にテロリストがいることが判明、暴れ逃走する犯人を取り押さえ逮捕した。また、テロリストの手荷物から爆弾容疑物を発見。府警爆発物処理隊が特殊車両で回収・処理した。このほか、火災消火・緊急搬送訓練を実施した。

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