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東京MOU発表/07年PSC航行停止:処分件数68隻増
東京MOUが「2007年アジア太平洋地域におけるポートステートコントロール(PSC)年次報告書」をまとめ公表。入港隻数の66%に当たる1万2,337隻に対して検査が実施され、航行停止処分となったのは前年比68隻増の1,239隻。検査を実施した船舶のうち航行停止処分となった割合を示す停止処分率は前年比0.22ポイント増の5.62%。通常検査に加えて特定分野について検査を行うCIC(集中検査)ではISMコード(国際安全管理規則)について実施され、同規則不適合による停止処分率は2.6%。報告書には過去3年間の検査結果から作成された旗国のブラック・グレー・ホワイトリストが掲載されており、ホワイトリスト(成績良好)国は前年から2ヶ国増の30ヶ国。ブラックリスト(成績不良)国は13ヶ国で前年と同数だが、前年に続きブラックリスト入りした旗国では全体的に改善が見られるという。今回の報告書から船級協会の評価表が掲載されているが、最高評価の該当機関は、1機関を除き日本海事協会を含むIACS(国際船級協会連合)のメンバーが選ばれている。このほか、日本財団の支援による検査官の研修の実績、予定などについても報告されている。東京MOU域内では入港数の増加に合わせて検査隻数は増加しているものの、入港する船舶数の伸びに検査体制が追いつかず、ここ数年の検査率は目標75%との差が開いている。停止処分率が2年続けて増加していることについて東京MOUは、船齢の古い船が増えているためではないかと分析。
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