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2012年08月30日 お知らせ

海事警備業初のISO認証/英アンブリー社 規格林立で淘汰も

海事警備業初のISO認証/英アンブリー社 規格林立で淘汰も
ロイド・レジスター・クオリティ・アシュアランス(LRQA)が、海事セキュリティーサービスを提供するアンブリー・リスク社(本部・英国)に対し、品質マネジメントシステムに関する規格ISO(国際標準化機構)9001への適合を認証したと発表。LRQAによると、同業態によるISO9001認証取得は初の事例。アンブリー・リスクでは「ロイド船級グループで海事分野での信頼の厚いLRQAにより、産業初のISO9001認証を受けたことは大変喜ばしい」と顧客となる海事関係者へのPR効果に期待をにじませる。品質マネジメントシステムについての基準を定めたISO9001認証は、各種メーカーや建設業など幅広い業態で取り入れられている。海事セキュリティー分野での取得は異例とみられるが、ある船級の関係者は「商船の警備のために船主はじめユーザー側が民間警備会社(PMSC)を選定する際の判断材料が求められる中にあってはあり得る話。これから策定されるISOの新ガイドラインを踏まえた認証事業も検討している」として、今回の事例は想定の範囲との見方を示す。PMSCによる商船の警備をめぐっては、昨今のソマリア沖を中心とした海賊問題の影響により、ベンチマークや各種規格が多数設定されている。公的なところでは国際海事機関(IMO)が商船による海賊対策要領を定めたBMP(ベスト・マネジメント・プラクティス)で武装警備員について取り上げているほか、武装警備員活用に当たっての暫定的なガイドラインも制定している。民間ベースでは、ボルチック国際海運協議会(BIMCO)が武装警備員配乗にかかわる標準契約書「BIMCO GUARCON」を策定し、この中にPMSC側に求める基準を定めているほか、船主責任相互保険(PI)クラブによる同様のベンチマーク整備も行われている。今回、LRQAを通じて認証が行われたISOでも、前述の船級関係者ほか、海事関係者が注目する民間海事警備会社認証に特化した新ガイドライン「ISO28007」を作成中。11月の海上安全委員会(MSC)にも報告されるスケジュールで作業が進められており、正式に策定されれば、海運業界によるPMSCの基幹的な指針となることが期待される。

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