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海賊対策/紅海・インド洋上に公的武装ガード拠点を。ASEAN船協がASFに提案へ
ASEAN(東南アジア諸国連合)船主協会は、ソマリア沖を中心に凶悪化・広域化する海賊対策として、海賊多発地域(ハイリスクエリア)の航路の出入り口に当たる紅海(エジプト沖)とインド洋(インド西岸沖)の各公海上に改造貨物船各1隻を待機させ、航行する商船に同乗する公的武装ガード(警備員)の乗下船拠点とする構想を固めた。ASEAN船協メンバーであるシンガポール船協が取りまとめたもので、12月初めのASEAN船協総会で承認を得た上、アジア太平洋地域の船協の集まりであるアジア船主フォーラム(ASF)に諮る予定。ASFは、ソマリア沖やインド洋で海賊事件が多発していることに重大関心を寄せており、2日に韓国・ソウルで開催した海運経済点検委員会(SERC)第24回中間会合でも深刻な懸念が表明されたほか、参加者は各国政府や国際機関が可能なあらゆる対応策を講じるべきとの認識を示した。シンガポール船協の構想は、ASFとして実効性のある対策を検討する一環として示されたもので、ASF事務局長が4日夕、東京で明らかにしたもの。具体的には、ソマリア沖への護衛艦派遣国を中心とした公的武装ガードが、ハイリスクエリアを航行する商船に同乗し、エジプト沖・インド西岸沖の公海上の船上を乗下船ポイントとする。ASFの提案として合意されれば、国際海運ラウンドテーブル(メンバー=ボルチック国際海運協議会〈BIMCO〉、国際海運会議所〈ICS〉、国際独立タンカー船主協会〈インタータンコ〉、国際独立ドライバルク船主協会〈インターカーゴ〉)会合で、全世界の海運業界の総意として国連に申し入れることを検討してもらう意向
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