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独検査機関/横浜でセキュリティーセミナー。ISO28000事例紹介
国際的な検査機関であるドイツのテュフ・ラインランド・グループの日本法人、テュフ・ラインランド・ジャパンが、横浜市内で「サプライチェーン・セキュリティフォーラム」と題するセミナーを開催。同セミナーではサプライチェーン・セキュリティー管理の動向や、物流セキュリティーの国際規格「ISO28000」の認証事例などについて複数の講演者が説明。その中で東京海洋大学の渡邉豊教授は、「これからの港湾の競争力は、コストではなくISO28000認証など、高いセキュリティー性が競争力につながる」と強調。渡邉氏はコンテナ輸送工学や物流環境工学などが専門。ISO28000シリーズ国際ワーキンググループの日本代表も務める。講演で渡邉氏は、物流セキュリティーにISO規格を作る流れになったのは「通常のサプライチェーンがテロ行為に利用されているという背景があったため」と説明。民間機関による認証をビジネススキームに組み込むことで、ISO28000が生まれたと語った。ただ多くの企業が介在するサプライチェーンでは、単独でISO28000を取得しても効果が限られるため、船社から、ターミナル、配送を行う物流企業などが連携して認証を取得するのが現実的と指摘。セミナーではこのほか、世界で初めてISO28000を取得したアラブ首長国連邦(UAE)の港湾事業会社ドバイ・ポーツ・ワールド(DPワールド)の関係者がセキュリティーシステム導入の事例などを紹介
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