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米国/入国審査厳格化、入国の外国人、両手すべて指紋採取
米政府はテロ対策を目的にした外国人の入国審査をさらに厳格にし、両手すべての指からの指紋採取を始めた。国土安全保障省によると、首都ワシントン近郊のダレス国際空港から段階的に全米の主な空港に広げていく。 入国審査時の外国人からの指紋採取は「US-VISIT」プログラムと呼ばれ、01年の同時多発テロを受けて04年に始まった。これまでは両手の人さし指に限られていたが、個人を特定する精度の向上を目的に10本の指からの採取に踏み切った。29日からダレス国際空港で先行的に実施し、08年初めにボストン、シカゴ、デトロイト、アトランタ、ヒューストン、マイアミ、ニューヨーク(JFK)、オーランド、サンフランシスコの9空港でも始める。すでに査証発給の際には、指10本からの指紋を採取している。日本では、 出入国管理・難民認定法の一部改正法が成立により2007年11月20日から、外国人の上陸審査時に個人識別情報(指紋及び顔画像)の提供がスタートしたばかりであるが、アメリカでは、04年の個人識別情報導入から3年が経過し、更なる厳格な入国審査の実施に踏み切ることとなったが、何れ、日本においても導入されることとなろう。
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