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東京MOU/16年PSC停船処分。3.44%で過去最低
アジア・太平洋地域のポートステートコントロール(PSC、寄港国検査)当局で構成する東京MOUは、2016年に同地域で行われたPSCの年次報告書を公表。入港船舶に対する検査隻数を示す検査率は15年を1ポイント上回る71%。このうち重大な欠陥のある船舶に課す航行停止処分の実施率は3.44%(前年3.67%)と過去最低を記録。域内の検査件数は3万1,678件で15年の3万1,407件と比べ微増。検査1件当たりの欠陥指摘数は2.56件(同2.66件)で、これも過去最低だった。東京MOU事務局では「悪質船の隻数減少とともに、域内PSC実施により一定の効果が上がっている」と評価。航行停止処分の件数は1,090件(同1,153件)で、同処分に至った欠陥では救命艇に関するものが最も多かった。
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