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IMO事務局長/海賊問題、人質全員解放 一日も早く
国際海事機関(IMO)の関水康司事務局長が、IMOの年内初の会議で開幕した防火小委員会の開会あいさつで、新年の抱負を語り、ソマリア沖海賊問題について「略奪件数の大幅な減少を達成し、一日も早くソマリア海賊に捕らわれた全ての人質の解放を確かなものにしたい」と述べ、漁船や客船の安全対策と併せ、船に関わる人命の安全確保に注力する考えを示した。関水氏は2012年の海賊問題を総括する中で、ソマリア沖やインド洋で海賊事件の急激な減少がみられたとしたものの、依然として12隻、159人が海賊によって捕らわれていることを問題視。商船による自衛策や各国海軍による海賊対処が継続される必要性を強調しつつ、新たな動きとして、ソマリアのプントランド当局が人質解放作戦に取り組んだことについて歓迎の意を示した。また海賊対処のための海賊出没海域沿岸国の能力開発(キャパシティービルディング)について触れる中で、既存のジブチコードを加速させるとしたほか、海賊被害が増えているアフリカ西部の沿岸国への支援にも努めるとした。
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