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インド/マ海峡保安確保管理支援表明
インド海軍長官のスレーシュ・メタ(Sureesh Mehta)大将は、インドはマラッカ海峡の保安確保問題には注目を払っているものの、沿岸国(Littoral States)の要請が無い限りは同海域におけるセキュリティー管理に干渉する所存はない旨を表明。インドとしては、従来、国際的な船舶交通路を保護する為の東南アジア諸国との共同セキュリティー対策に関与していない。しかし、沿岸国の公式の要請があれば、セキュリティー維持に関する協力を更に拡大する用意があるとの趣旨。インドとしては、多くの他国と同様、多数の船舶が航行するシーレーンの安全確保については、関心があるに過ぬとし、マラッカ海峡から僅か144kmの距離に位置するインドにとって、同海峡は大いに関心のある海域であるとした模様。保安専門家筋は、インドがマラッカ海峡のセキュリティーに関心を持つ理由として、インドの交易に関係する海上物流の約40%が同海峡を通過している点及び同海峡を通過する商船等がインドが利害を有する海域の極めて近辺を航行している点を指摘。よって、マラッカ海峡に於けるいかなる災害もインド海軍にとって、重大な影響を与える可能性を無視できぬ事案となるというもの。近年、国際社会では、仮にマラッカ海峡で原油タンカーが攻撃された場合、世界の海上交通が混乱することに加え、甚大な環境破壊を惹起し兼ねない等、海上テロの脅威に関し懸念が表明されている。日本を含む主要な国々等の一部はマラッカ海峡における国際的な警備の実施を示唆するとされる。一方、マレーシア、インドネシア等の沿岸国は、マラッカ海峡のセキュリティーに関する問題は、あくまで沿岸国の主権に属するものであることを強調し、外国の介入を排除する姿勢が明確化している。
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