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海保庁/4月導入の新システムで118番通報者の位置把握可能に。
海上保安庁は118番緊急通報で通報者の位置を把握する「緊急通報位置情報通知システム」を4月1日から全管区の海上保安本部の運用司令センターに導入すると発表。音声通報と併せて位置情報通知を受信し、電子地図上に表示することで通報者の位置を迅速に把握、海難救助などに役立てる。対象となる電話は第3世代と呼ばれる携帯電話と、モバイル利用を除くIP(インターネット・プロトコル)電話など。携帯電話の場合、GPS(全地球測位システム)測位方式対応の機種ではGPS測位情報が通知され、非対応機種では受信した基地局の所在地などから算出された位置情報が通知される。IP電話などでは住所、氏名といった契約者情報が通知される。対象地域は日本全国で、携帯電話は各事業者のサービスエリア内。発信者番号を通知しない「184」の非通知設定をした場合には、位置情報が運用司令センターに通知されない。また携帯電話は発信場所や電波状況などで位置が正確に通報されないこともあり、必ず口頭で通報位置や目印となる物標を正確に通報する必要がある。
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