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IMB(国際海事局)発表/06暦年海賊被害、マレーシア領海が急増 マラッカ海峡は微減
ロンドンに本部を、附属施設のPRC(海賊情報センター the IMB Piracy Reporting Centre)をクアラルンプールに置くIMB(国際商工会議所 国際海事局 ICC International Maritime Bureau)は、2007年1月22日、2006年(暦年)の海賊事案統計(未遂を含む)を発表。マラッカ海峡での海賊事件は11件(2005暦年は12件)と減少したが、同海峡を除くマレーシア海域は10件(同3件)に急増、また、マ海峡で起きた事件は5件が未遂だったのに対し、マレーシア海域での事案はハイジャックや強奪等いずれも実被害が発生。全世界における発生数は239件(同276件)で、3年連続で減少。IMBは海賊事件の多発海域を特定し、船舶や周辺国へ警戒を呼び掛けたことにより、事件数が1991暦年以降、最低に留まったと歓迎。しかし、一方で状況を楽観視することなく、引き続き海賊問題に取り組む必要性を訴えた。2006暦年の海賊事件による人的被害は、殺害された乗組員が15名(前年は0)、負傷した乗組員が15名(同24名)、身代金目的に誘拐された乗組員が77名(同13名)、人質になった乗組員が188名(同440名)。海賊事案が最も多かったのはインドネシア海域の50件(同79件)。また、2位はバングラデッシュ海域で47件(同21件)となり、被害が深刻化。マレーシア周辺では、この他にもシンガポール海峡で5件(同7件)の事案が発生。また、マレーシア、インドネシア、シンガポールの海峡沿岸3国、及びその近海での事案は計76件(同101件)で、全体に占める比率は前年の37%から32%に縮小している模様
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