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インドネシア海軍ベラワン基地/マラッカ海峡海賊逮捕
インドネシア海軍ベラワン(Belawan)海軍基地部隊が、マラッカ海峡で活動する武装強盗団を逮捕。逮捕の際、海軍の制圧部隊と賊との間で銃撃戦となり、賊側の男1名が死亡。制圧行動と逮捕劇は、ベラワンのゴビオン(Gobion)漁港周辺海域で展開され、死亡した賊の他、カブパテン(Kabupaten)在住の男1名が逮捕された.同海軍基地司令官によれば、今回の逮捕は2006年7月以来2回目となり、今回の死亡者及び逮捕者は8月9日に発生したプスコパル(Puskopal)3号襲撃事件の被疑者だという。前回の逮捕作戦は、2006年7月18日に行われ、マラッカ海峡でのウランダリ(Wulandari)号襲撃に関わった3名の賊が逮捕されたが、この際にも賊は拳銃(FN pistols)やM16ライフル銃等で武装していたという。銃撃戦においては、賊側が制圧部隊に対して拳銃を使用したが、賊側の武器は海中に沈んでしまったため、現在は捜索中。賊が自動小銃を使用していることからGAM(自由アチェ運動 Gerakan Aceh Merdeka)との関連が疑われるが、強いて政治的な問題に発展させたくないと、同司令官は示唆。最近3ヶ月間にマラッカ海峡のインドネシア水域内では3件の武装強盗が発生している。2006年6月には、国連の災害支援物資を運ぶ貨物船が襲撃されている。2006年7月にウランダリ号 に押し入った3名の武装強盗は海軍に逮捕されており、その後のプスコパル3号襲撃についても今回被疑者を逮捕したと、同司令官は説明。また同司令官は、海軍側がマラッカ海峡で頻発する武装強盗のシンジケートメンバーを捕らえ切れていない事を認めつつも、引き続き同海域での警戒や情報収集を続け、将来の逮捕に繋げたいと語る。「マラッカ海峡は大変重要な、世界的にも関心を集める海域となっており、我々にこの海域における難題を克服する能力がなければ、他国の介入を招くことになってしまう。」と同司令官は語った。
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