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インドネシア海兵隊、マラッカ海峡テロ対策訓練実施
マラッカ海峡 (Malacca Strait)において、インドネシア海兵隊がテロ対策訓練を実施。訓練想定は、ジェマ・イスラミア(JI:Jemaah Islamiyah)活動家を名乗る15名のテロリストが、メダンからジャカルタへ向けてマラッカ海峡を航行中のインドネシアの客船Kelud号(K号)を急襲のうえハイジャック、1400名の乗客を人質にとり、服役中のテロリストの釈放を要求、犯人グループは要求が応じられない場合は船を爆破すると脅迫するというもの。乗客には事前に訓練実施の旨を通知。25名の海兵隊先鋭チーム (Elite unit)が輸送機(HerculesC-130)からパラシュートで海峡に降下、ゴムボートでK号に接近、ロープとフックを使用しK号に乗り込んだ。第二班はK号の甲板にパラシュート降下し、第三班は接近したヘリコプターから直接K号甲板に飛び降り、20分以内に人質を解放、テロリストからK号の支配を奪還、この間、テロリストのうち3名が殺傷されるという想定。訓練を指揮したアルファン・バダルディン大佐(Colonel Alfan Badarudin)は、今回の訓練でインドネシア海兵隊が、自国海域及びマラッカ海峡でのテロ攻撃に対応する能力があることを示したと述べた。インドネシアはこれまでにも連続して海上テロ対策訓練を実施しており、今回の訓練にも250名の海兵隊員が参加したという。
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