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韓国の造船大手である韓進重工業の比現地法人が比の企業破綻としては過去最大の4億ドル以上の負債を抱えて経営破綻したが、
比政府筋によればスービック湾にある同社の造船所の取得に中国企業2社が関心を示しているという。
スービック湾は南シナ海に面し、中国が実効支配するスカボロー礁まで約100マイルに位置しており、
冷戦期には米海軍最大規模の海外基地が設置され、現在も米海軍の補給・造修拠点となっている。
一帯一路政策のもと、中国企業は既に34か国42港で港湾の整備・運営を担っているが、
この造船所を中国が取得することで、スリ・ランカがハンバントタ港を中国に乗っ取られたのと似た事態が起きるのではないかとの懸念が生じている。
比投資委員会の高官によれば関心を示している中国企業2社のうち1社は国営企業であるといい、
一部の比国会議員は、中国企業によるスービックの造船所取得が比の主権と安全保障に影響を及ぼすとして強く反発している。
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