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スウェーデン船社ステナバルクが、7月からイランに拿捕(だほ)されていた同社運航の英国籍タンカー「ステナ・インぺロ」の乗組員の一部(7人)が解放される見通しが立ったことを受け、
エリック・ハネルCEO(最高経営責任者)の声明を発表した。
ハネルCEOは、7人の解放について、歓迎の意を表明。「全乗組員の解放に向けたステップとなる」とし、引き続き動向を注視する姿勢を示した。
声明でハネルCEOは、今回イランが決定した乗組員7人の解放について「彼らの試練が終わり、家族の元へ戻れることをうれしく思う」と表明。
一方、解放日の正式な通知はいまだ受け取っていないことから、「慎重に待つ」としている。
また、「この7人の解放が、全乗組員の解放に向けたステップとなる」との認識を示した。
同船の乗組員は計23人。解放が決定した7人を除く16人については、対応が定まっていない。
「ステナ・インぺロ」の拿捕は、7月上旬に英領ジブラルタル政府がイラン産原油積載のタンカー「グレース1(当時、現船名は『アドリアン・ダリヤ』)」を拘束したことへの報復とされる。
ただ、先月「グレース1」が解放され、「ステナ・インぺロ」も近く拘束が解かれるとの見方が強まっていた。
今回、「ステナ・インぺロ」の乗組員の解放が7人にとどまっているのは、核合意を巡るイランと欧州勢との政治的な駆け引きが背景にあるとみられる。
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