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スエズLNG/LNG船に米国人配乗、米海事局との合意で
スエズLNGはこのほど、米国港湾に寄港するLNG船“SUEZ Matthew”に米国人船員を配乗すると発表。同社は米国における新規LNGターミナルの建設許可を得るに当たって、昨年、米国運輸省海事局(MARAD)と、米国人船員を育成し、同社運航のLNG船に配乗させることで合意。これに基づく初の取り組みになる。米国は急成長するLNGビジネスを捉えて米国人船員の雇用を拡大するため、LNG輸入で米国人船員の配乗を勧めている。米国は昨年発効させた海上テロ対策とエネルギー安全保障を目的とした海事新法で、米国籍船・米国人船員によるLNG輸入を推奨しているほか、LNG船員の訓練基準を打ち出すなど、増加する世界のLNG船隊に米国人の配乗を促進。スエズLNGを含む複数のエネルギー会社はプロジェクトの許可を得るため、米国人船員の育成・配乗などの取り組みをMARADと約束。この中でスエズLNGの取り組みが初めて具体化。SUEZ Matthewの船員の1割を米国人とする。スエズLNGのクレイ・ハリス社長兼CEOは「MARAD、マサチューセッツ・マリタイム・アカデミーとの協力でこれを達成できたことは非常に喜ばしいこと。優秀な米国人船員を育成しLNG船に乗せる機会を創出することはわれわれの共通の目的」と喜びを表した。MARADのショーン・コノートン長官は「船員育成におけるスエズのリーダーシップに感謝している。他社もこれに続き始めている」とコメント。スエズとMARADの合意では、スエズが米国人職員とキャデットに訓練の機会を提供し、2012年末までに既存LNG船に10%の割合で米国人を配乗すること、また、2012年末までにネプチューン・オフショアLNGターミナルの寄港船に25%の割合で米国人を配乗することにしている。
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