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国際商業会議所国際海事局(IMB ICC)が発表した2017年の海賊発生状況のレポートによれば、チッタゴン、マニラ、ビンタン島の錨地ではそれぞれ9件の武装強盗が2017年に発生し、ラゴスやカタルヘナ等他の強盗頻発地域を抜いて世界で最多となっている。
錨地での武装強盗対策としてIMOは、自船の乾舷や船速、積荷の種類、非常時に動員可能な船員の数、船上の監視装置等を含む保安アセスメントを錨地到着前に実施することを推奨している。
十分に訓練された乗員による厳重な警戒が最も効果的な武装強盗対策であるとIMOはしている。
加えて、船外からのアクセスポイントを管理し、船舶の航海計画や積荷に関する情報の拡散を最小限にすることが肝要である。
もし錨地に長く留まるようになりそうであれば、航路の調整や沖待機等により、自船が強盗のリスクにさらされる時間を短くすることも一考である。
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