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2019年12月24日 お知らせ

防衛省/護衛艦「いずも」を改修。8年連続増額5兆3,133億円

防衛省の2020年度予算案は約5兆3133億円と19年度当初比1・1%増え、8年連続の増額となった。このうち海上自衛隊分は5・4%減の1兆1600億円。事実上「空母化」する海自のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」の改修費用(31億円)を盛り込むとともに、3900トン型護衛艦2隻(944億円)、3000トン型潜水艦1隻(702億円)、あわじ型掃海艦1隻(126億円)の新造、水中防衛用小型UUV(無人水中航走体)の導入(75億円)などを予算化した。
護衛艦「いずも」は、STOVL(短距離離陸・垂直着陸)が可能な最新鋭のステルス戦闘機F35Bの搭載に向け、ジェットエンジンの排熱が飛行甲板に与える影響などの調査が19年度から行われている。20年度は調査研究の結果を踏まえ、定期検査のためドックに入るタイミングで改修を行う。F35Bは6機(793億円)調達する予定。
今回建造が決まった護衛艦2隻は、三菱重工業を主契約者、三井E&S造船を下請負者として、18年度から調達が始まった3900トン型護衛艦(FFM)の5番艦と6番艦に当たる。同じく新造が決定した「あわじ」型掃海艦の4番艦と共に、計画中の新しい水上艦艇部隊に組み込まれる。
潜水艦は、18年3月に三菱重工が受注した3000トン型潜水艦(29SS)の4番艦。潜水艦部隊は22隻体制へ増勢する方針が示されており、現在、建造や修繕を担う三菱重工と川崎重工業がドックなどの拡張を進めている。
艦齢延伸工事に関する費用は、イージス艦の「こんごう」型など水上艦艇が83億円、「おやしお」型や「そうりゅう」型といった潜水艦が24億円、計上されている。
このほか、「ナッチャンWorld」や「はくおう」といった防衛省のPFI(民間資金活用)事業船舶を使用した輸送体制の強化、ソマリア沖アデン湾での海賊対処活動の継続も予算化した。
海自は周辺海域の警戒監視を効率的に実施するため、船体のコンパクト化と省人化を図った新型護衛艦の建造や、より少人数で運用が可能な哨戒艦の整備にシフトしている。不安定な情勢に対応するため、防衛関連の需要は総合重工系を中心に増加すると見込まれている。

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