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2009年01月20日 お知らせ

ICCまとめ/08年の世界海賊事件、海上ハイジャック激増。91年以来最大の49隻

ICCまとめ/08年の世界海賊事件、海上ハイジャック激増。91年以来最大の49隻
国際商業会議所(ICC)の国際海事局(IMB)海賊報告センター(PRC)がまとめた2008年の世界の海賊事件統計によると、海賊事件は07年の263件から、11%増の293件発生。ソマリア沖海賊の多発が主因。特に海上ハイジャック被害船が07年の18隻から08年は49隻と、統計を開始した1991年以来、最大の増加になった。乗組員889人が人質に捕られ、乗組員負傷32人、殺害11人、行方不明(死亡と推測)21人、被火災46隻。発砲の海賊事件は、07年の72件から139件とほぼ倍増。ソマリア東岸とアデン湾での海賊は08年に111件発生し、最大件数となった。9月の19件がピークで10月、11月はそれぞれ15件、16件。同年にはソマリア海賊による大型タンカーの乗っ取り事件が発生。陸地から遠方の海域での海賊事件が増えた。あらゆる船舶が目標にされ、本船に乗り込んだ海賊は前年よりも重武装で、乗組員を攻撃・負傷させた。ナイジェリアでは、27隻の海賊乗り込み、5件の乗っ取り、39人の乗組員拉致を含む40件の海賊事件が報告され、ソマリア沖に次いで多かった。中国はナイジェリア海域で発生した約100件の未確認事件に警戒を深めている。しかし救いは他地域で減少していること。マラッカ海峡は、07年の7件から08年は2件に減少。主因は、沿岸諸国による監視強化、パトロール、本船の事前警戒。バングラデシュ(チッタゴン)とタンザニア(ダルエスサラーム)は、投錨中や投錨目標に接近の本船に攻撃をかけるなど類似性が見られた。チッタゴンの海賊は本船での盗難が多く、ダルエスサラームでは14隻中12隻がコンテナ船で、積載貨物が狙われた。バングラデシュは前年の10件に対して12件と微増。バングラデシュ当局は海賊事件を減少させる大きな努力を払っており、「船長は投錨に接近中や投錨中に厳重な監視を維持すべきだ」と注意を促す。IMBは船長、船主に未遂を含めて海賊、武装強盗事件をPRCに報告するように強く呼び掛けている。

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