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2017年11月06日 お知らせ

USCG南シナ海派遣の是非

米軍上層部で米国沿岸警備隊(USCG)を南シナ海(SCS)に派遣し、米海軍が実施している「航行の自由」作戦(Freedom of Navigation Operations: FONOPS)に参加させる是非について議論が行われた。
中国は中国公安辺防海警部隊(China Coast Guard: CCG)を拡大・近代化し、南シナ海において中国が領有権を主張する能力を向上させている。
2010年以降SCSで中国と他の諸国との船舶の間で発生した紛争の76%に、CCGが法執行機関として関与している。この結果、CCGは世界で最大の沿岸警備隊となっている。
USCGをSCSに常駐させれば、ヴェトナム・日・比といった同盟国と共同でFONOPOSを行うことも容易となり、海軍より挑発的でない形で中国をけん制できる一方で、
中国側もCCGが対応することとなるので偶発的な軍事衝突がエスカレートする可能性を抑え込むことができる。
一方で、予算も装備も貧弱なUSCGを展開させることは危険な愚行であるという意見もある。

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